桜咲く
桜花爛漫の季節となりました。皆様は、いかがお過ごしでしょうか?
当方は、来たる4月18日に開催される東方椰麟祭第十一幕サークル参加為に機関誌を作成したり、
中四国大学東方サークル連合(UTPX)での活動に加えて、UTPXとして明治大学の東方サークル東方明治楼さんとのオンライン交流を行っており、参加者の皆さん元気に活動をしております。
昨今、新型コロナウイルス感染症第3波が収束か?ということがニュースに取り上げられたりして、
弊学でも少人数での講義を中心に原則対面授業を行うというプレスリリースがされました。
(2021年度前期授業における留意点について https://www.shudo-u.ac.jp/news/nvu9p7000007sscn.html)
修心叶としては、上述した通り新刊の作成や新入生歓迎会の準備などを進めております。
こちらに関しては、後日詳細をWeb記事にまとめて投稿します。
弊学の修大池の池畔に植えられている河津桜は満開に近い状態に(3月5日撮影 天気:雨)
前文が長くなってしまいましたが、タイトルにもある通り今日は『桜咲く』ということで少し広島の桜の話と四季のお話を……。
今年の桜の開花宣言は広島では3月11日と平年よりも16日も早い開花で昭和28年の観測開始以来最も早い開花となり、全国でも一番早い開花宣言が出ました。そして、全国的に今年の開花は早いみたいですね。
(隣県山口県下関地方気象台も観測史上最も早い開花宣言が16日付で発表)
その開花宣言は季節学(Phenology)に基づき、植物 34 種目、動物 23 種目を対象に、開花や初鳴等を観測する生物季節観測の一つ。
この生物季節観測に関して、気象庁より昨秋重大な発表がありました。動物の初見や初鳴がすべて廃止になり、
植物6種目9現象(開花・満開・紅(黄)葉・落葉)のみに絞るという発表をしました。
理由は「気象台・測候所周辺の生物の生態環境が変化しており、植物季節観測においては適切な場所に標本木を確保することが難しくなってきています。また、動物季節観測においては対象を見つけることとが困難となってきています。」と気象台や測候所の環境の変化や文書内には地球温暖化のこともあってこのようになったとのこと。
(生物季節観測の種目・現象の変更について - 気象庁
https://www.jma.go.jp/jma/press/2011/10a/20201110oshirase.pdf)
確かに動物の欄を見てみると今の季節なら「ひばり(雲雀)の初鳴」や「モンシロチョウ(紋白蝶)の初見」があるのですが、ひばりの初鳴と言われてもピンとこないですよね……。
とは言え、日本には豊かな四季があり、古くから和歌や俳句などで詠われてきました。
そして、東方Projectにも絡めて言えば、妖々夢の春雪異変や花映塚の六十年周期の大結界異変に天空璋での四季が同時に発現するといったものまで幻想郷と四季は切っても切り離せない関係のもの……。
個人的に東方Projectは日本の四季も含めた原風景をベースにした世界と解釈しています。
今年は、いつもと違って上を見てウグイスを探してみたり、下を見てツクシを探してみたりと少し空を……少し地面を……を見て風流韻事に耽るのもいいかもしれませんね?
花の鮮やかさにその散り様を見て、鳥の鳴き声に営みを慈しみ、風で草木の香りを感じ、月を見て季節の移ろいに思いを馳せる。
きっと、純粋な観察眼を持つと自然に魅せられその凄さを知り、いつまでも美しくあれと思うものなのでしょう……。
written by Ai Hanada
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